総務人事部 採用教育課係長 小久保麻美様

英語研修を実施することになった背景を教えてください。

弊社ではハブ大学と称して、入社から10年間でおおよそ30の研修を実施する研修プログラムを導入しています。毎研修後、アンケートを実施するのですが、英会話は「今後希望する研修」でいつもトップ3に入ってきます。コロナを経てインバウンド需要が回復してきたことも踏まえ、2022年からハブ大学のプログラムの一環で外部研修を実施することとなりました。

ワンナップ英会話の研修はどのように見つけましたか?

ワンナップさんとは長いお付き合いなので、今回インタビューを受けるにあたり、経緯を確認してきました(笑)2005年、弊社がHUB新宿西口大ガード店をオープンした頃、今回の研修も担当して頂いた海渡さんがご挨拶にいらっしゃって、新店の立ち上げ担当がお話しさせて頂いたことをきっかけにご縁が始まったそうです。その後、ワンナップさんとは、弊社の店舗でお酒を飲みながらネイティブ講師と英語ディスカッションを行うイベント“Feel English!”などで定期的にご協力させて頂くようになりました。

導入にあたり、他社の研修も検討されましたか?また決め手は何でしたか?

はい。3社と商談をしましたが、費用面ではあまり差がなかったため、他の点で比較することになりました。
決め手は、HUBのことをよく理解して頂いていることに尽きます。いろんな研修講師の方とお会いするのですが、うちは飲食業のなかでもちょっと特殊な形態なんです。お会計はキャッシュオンデリバリーで、レストランのような形式ばった接客はしないのですが、そういったパブ文化のなかで良い時間を過ごして頂きたいと思っているので・・・その点ワンナップさんには弊社をよく理解して頂いていますので、安心して研修を依頼できました。

ご依頼頂いた研修の狙い、研修の詳細を教えてください。

まず店舗で働く社員からの要望に応えることと、今後の新規顧客開拓に向けた英語力の向上です。ただお酒を出すだけでなく、全員が一歩踏み込んだ接客を英語でも出来るようになれば、日本に住まれている外国人のお客様に安心して通って頂けますし、旅行のお客様にも「日本にいるあいだはハブに行こう」と思って頂けます。また、会社として、イギリス文化のパブで働くスタッフなのだから英語を話せたほうが良い、という考えもありました。

研修内容については、1日完結の接客英会話研修を弊社店舗で実施しました。海渡さんには「とにかくすぐ使える英語を、そして英語は怖くないんだぞと教えてほしい」とリクエストし、弊社のセールスパターン資料をそのまま英会話教材にして頂きました。4時間の研修でお客様のご来店からスモールトーク、オーダーやお客様の英語が分からないときの対応方法のレクチャーとロールプレイなどを実施して頂きました。

ワンナップが一番最初に実施した研修の印象はいかがでしたか?

とにかく受講者が楽しく受けていたのが一番ありがたかったです。最初は皆緊張していたようですが、すぐに海渡さんとネイティブ講師のローレンさんがガンガン来てくれたので、結果的には皆食いついて、積極的に「ここ教えてください」「自分からやってみよう」という気になってくれ、有意義な研修だったと思います。

特に私の印象に残っているのは、海渡さんが“サバイバル英語”として、英語が苦手な受講者向けにシンプルなフレーズを教えてくれたことです。最初は定型的な、しっかりした言い回しだったのですが、途中で「全部覚えるのは難しいですよね。苦手な方はサバイバルフレーズだけ言えば良い!」と仰ったのが、苦手意識のある受講者に刺さったようで、最終的には自信を持ってやれていたのがすごく印象に残っています。

英語研修の受講生の感想をお聞かせください。

アンケートから抜粋して紹介しますと、「明日からすぐに出来る内容になっていたことが凄く参考になった」「よく聞かれることも多くありがたかった」「レジオペレーションに沿った英会話で参考になった」「喋れなくても伝われば良いと分かった」などの感想がありました。全研修で受講後に同じ質問内容の受講者アンケートを取っているのですが、なかなかこれだけグラフが「青(とても参考になった)」で占められているのは見ません。。

英語研修を導入して良かったことは何ですか?

店舗での接客で使える表現を学んでもらえたこと、英語は怖くないんだと思ってもらえたことです。一昨年は総合的な英語研修を実施したのですが、昨年から接客で使える内容に特化して頂いたので、実際に受講者が「明日から使います!」と言ってくれていました。

外部の研修を導入される際に重視されていることがあればお聞かせください。

どんなジャンルの研修を依頼する場合でも、ハブに来たことがあるかどうか、パブ文化を日本に広めるという弊社の理念を理解してくださっているかを重視しています。あとは、弊社のスタッフに合う明るい先生をリクエストしています!

他社の人事の方に英語研修を導入する上でのアドバイスをするとしたら、どの辺りがポイントになると思われますか?

アドバイスというと難しいですが・・弊社では、新しく研修を実施する場合、事前に受講者向けに研修の内容を知らせます。そして受講生本人たちがどんなことを知りたいかアンケートで聞き取り、講師の方にお伝えします。研修の成果は数値で見えにくいものですから、研修を迎えるにあたり、受講生に会社の意図を理解してもらい、こちらも受講者の学びたい研修内容からずらさないことが大事なポイントだと考えています。研修後と3か月後にもアンケートを実施します。今回もワンナップさんに事前アンケートから受講者の希望をお伝えして弊社の状況にあった研修をして頂けたので良かったと思います。

最後に、今後の目標を教えてください。

私は採用面接も担当するのですが、「お酒を飲めないとダメですか?」と並んでよく聞かれるのが「英語ができないとダメですか?」という質問です。実際には英語力は問わないのですが、弊社のスタッフは社外から英語ができるように見られますし、インバウンドのお客様も本当に多くいらっしゃるので、英語が話せるに越したことはありません。

「ハブ大学」で行う10年間約30コマの研修のうち、現在英会話は1コマのみです。今後はぜひ頻度を上げて毎年一回、またはランク分けしての研修を実施できれば良いと考えています。また、弊社には自己啓発支援制度があり、TOEICなどの資格試験にも使用できますので、支援制度を使ってスキルアップし、英語を業務に活かせる人が増えるよう願っています。

本日はお時間を頂き、ありがとうございました。

今回は、株式会社ハブ様のHUB新宿区役所通り店にてお話を伺いました。小久保様にはより良い研修実施の為に多大なご尽力を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。

その他のインタビューはこちらよりご覧いただけます。

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